「家業」って
やっかいで、
おもしろい。

「家業」という言葉に出会い、
紡いできた想いをここに綴ってみる。

日常で「家業」という言葉を耳にすることは、稀だ。

ただ、これまでの人生、そして日々の暮らしの中で、
「家業」と無縁なひとはいない。と断言してみたい。

わたしたちの今の暮らし。衣・食・住、周りの環境。
あたりまえのようで、ありがたい。そう、有り難い。

「有り難い今」があるのは、数十年、数百年という時
をかけ、無数の「家業」たちがつむいでくれたおかげ。
長い年月をかけて、形を変え、やり方を変え、時には
名前だって変えたりしながら。

関わるひと、関わりかたを変えながら「家業」たちが
つないだものに生かされている。

「家業」に縁がないひとなんて、いない。

「家業」という言葉は、けして一言では表現できない
想いがあり、背景があり、物語がある。

だからこそ、やっかい。
だからこそ、おもしろくて、しょうがない。

家業と繋がること
ひとと繋がること　社会と繋がること
地域と繋がること　家族と繋がること
そして　自分自身と繋がること

これまでの世代へ「ありがとう」という想いをこめて、
つぎの世代へ「ありがとう」を行動でしめすときが今。

継ぐだけじゃない。できること、やるべきこと。