家業持ちの方が持つ「経営・ビジネス」〜「人」までの幅広いお悩みを整理!
2022年6月より全国約6,000名の家業持ちさんが集うコミュニティ「家業エイド」にて、複数の会社を経営・中小企業のオーナーを務めているプロの経営者との【無料個別面談】を開催中!
今回は、最近ご相談いただいた方の内容から一部抜粋し、皆様にご紹介したいと思います。
今回のご相談
- 家業を継ぐことのメリット・デメリットはどのようなものがありますか?
- 事業形態を変えて家業を継ぐ場合、自分で新たに起業するより有利な点はありますか?
- 事業譲渡することのメリットは何ですか?※後編でご紹介!
相談内容①
家業を継ぐことのメリット・デメリットはどのようなものがありますか?
ずばり、家業を継ぐ大きなメリットは業歴が長い仕事を引き継げることです。
業歴が長いことによるメリットは大きく2つあります。
メリット1
国から様々な優遇を受けられるということです。日本は政策において、業歴が長い会社がこれからも存続していけるようにするということを謳っています。銀行も同じ業界・同じ経済状況の会社を2社比べたときに、業歴が長い方に融資をします。
このように、業歴が長いというだけでかなり優遇されるのが日本です。
メリット2
人とのつながりが強いことです。同じ業種で長く続いている企業は、お客様や取引先とのつながりがやはり強いです。ビジネスは信用によって成り立っているものなので、それが最初からあるということが強みになります。
逆に、家業を継ぐことのデメリットは変化・改革を起こしづらいことです。昔から働いてくれている従業員にやり方を変更してもらうこと、昔からお世話になっている仕入れ先を変更することは、やはり難しいものがあります。
相談内容②
事業形態を変えて家業を継ぐ場合、自分で新たに起業するより有利な点はありますか?
家業を継いで、その土地で違う業態を展開する場合、土地のコスト面で有利であると言えます。
例えば飲食業を営む会社の場合、事業がうまくいく会社は仕入れ代:不動産代:人件費:利益が3:3:3:1であることが多いです。このうち、不動産を既に所有していて固定資産税だけ納めればよいという会社は、そこまで売上が出なかったとしても利益が3〜4割残るので圧倒的に有利と言えます。
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今回は皆さんが特に気になる「家業を継ぐメリット・デメリット」「事業形態を変えた方が良いのか」という相談内容についてご紹介しました!
次回、後編のご相談では、家業を継ぐ/継がないとは別で、家業を「事業譲渡」するという選択肢、その実態について触れています!
家業との向き合い方に悩まれている方はぜひご覧ください!
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★今回の面談担当者のご紹介
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河野真伍 (ベンチャーキャピタリスト/中小企業オーナー)
一橋大学商学部卒業後、三菱UFJ銀行に入行。金融・財務・システムを中心に知見をためつつ、東京→ニューヨークにて勤務。その後、ボストンコンサルティンググループに入社。コンサルタントとして、金融、重工業、製造業など幅広いクライアントの経営課題解決に従事。
退社後はかねてより興味のあった分野である、FintechスタートアップのAnyPayに入社。Biz Devとして当社の立ち上げ期の事業創出、アライアンス構築に貢献。現在はシンガポールにて投資家(ベンチャーキャピタリスト等)として活動する傍ら、2019年にFyneat株式会社を創業。
「日本企業が、安心して事業を拡大できる下地を作る」ため、企業を財務面から支えるコンサルティング事業を展開。創業~安定成長、再生やターンアラウンド、新規事業など様々なシーンで事業経営を支える幅広いサポートを展開。縁の下の力持ち、日本一の女房役を目指す。