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※本記事はオンラインコミュニティ「家業エイド」で行われたイベント「家業エイドSCHOOL」で開催されたSNS運用のセミナーの内容をもとに作成されています。


家業を持つ方の中には、家業のSNSの運用を担当されている方も少なくないでしょう。けれど、「そのSNSの目的は?」「何の指標を追ってる?」と聞かれたら答えに窮してしまう方もいるのではないでしょうか。


今回はそんなSNS運用にお悩みの家業持ちの方必見!

絶賛SNS運用修行中の家業エイド中の人と、SNSの目的と指標の決め方を一緒に学んでいきましょう!


目次



1.SNSの3つの目的



SNSの3つの目的は「認知」「関心増加」「購買」。これらは、数字がふってある順にステージがあがっていくのだそう。上にいくほどユーザーの醸成度が高く、基本的に順番が逆行することはないのだそうです。(ネットショップで売るような商品を目的にしていない場合は、登録や資料請求のゴールを「購買」と読み替えてください)

つまり、アカウント開設したてからある程度まではそのアカウントの目的は「認知」、認知がかなりされてきた段階に達したら、「関心増加」を目的にでき、最後に「購買」(していただく)のを目的にできるということです。ここで、もう少しわかりやすく説明を補足してくださいました。

「認知」の状態は恋愛に例えるなら「LINEを交換した」くらいの関係値。仲が深まったら「関心増加」、つまり「デートした」状態に進むことができます。「関心増加」の「デート」を重ねてもっと関係値が進み、お互いを好きになれたら「購買」をアプローチできるのですが、これは「プロポーズ」のようなもの。一世一代のアタックです。

ということは…

このそれぞれの目的を飛び越えてしまうと、フォロワーの方を冷めさせてしまうのです。
(中の人もコレやってないか心配…)

「認知」の段階で商品の押し売りをしたりするのは LINEを交換してすぐプロポーズしているようなもの。恋愛に例えるとありえないのがわかりますが、会社のSNSとなるとこの感覚が麻痺してしまうことってありますよね。

さて、目的が整理できたところで、次にいきます。

2.目的の定め方と施策の紹介&見るべき指標

それぞれの目的はわかったけれど、自分のアカウントは今何を目的にすれば良い状態なんだ?となった方のために、その判断軸と施策を教えていただきます。

「認知」

SNSアカウントを開設したら、まずは「認知」を目的にします。もともと大量のファンがいて開設初日から多くのファンができた場合は異なりますが、ほとんどすべてのアカウントが「認知」から始まると言っていいとのこと。ちなみに、「家業エイド」のアカウントが「認知」を目的にするべき期間はフォロワーさんが5000人までの間だそうです。先は長い!

ここでとるべき施策は、なんといっても認知を拡大すること。ベンチマーク(似ていて、目指しやすい目標)のアカウントをフォローしているフォロワーさんを手動でフォローしていったり、流入しやすいタグをつけることで認知が広げることです。(どのタグからどのくらいの流入があるかは、ビジネスアカウントにすると確認することができます)。

見るべき指標は投稿リーチ数、フォロワー数。日毎に見れたら一番いいですが、投稿は後から人気になることもあるので、月ごとでよいとのことでした。

「関心増加」

「認知」を目的にしているアカウントが「関心増加」を目的にしていいタイミングはプロでも見極めが難しいのだそう。なぜならコンバージョン(コンバージョン=購買や登録などのゴールのこと)の難易度によって変わるから。例えば、コンバージョンが1000円の商品と購入ならばハードルが低いのでフォロワーが2000人程度の状態で「関心増加」を目的にし始めてもよいけれど、高額の商品などではもう少し「認知」を粘っても良いそうです。ひとつ指標にできるのは、プロフィールの閲覧数。目指している月ごとの購入数からコンバージョンレート(コンバージョンレート=コンバージョン数/アクセス数を割り戻して、プロフィールの閲覧数で足りれば「関心増加」に移っていいということですね。
例えば、月に10の購入が欲しくて、コンバージョンレートが3%だと想定する場合は、およそ333件のプロフィール閲覧数が月にとれていれば「関心増加」を目的にし始めていいということです。

ここでとるべき施策は、もっと興味を持ってもらったり、相互のやりとりをして関心を深めること。Instagramのストーリーにあるアンケート機能や質問を募集する機能などを使って商品に関する質問を集めて答えたりすることで商品とアカウントのことをもっとよく知ってもらいます。商品を有志で紹介してくれるアンバサダーを募るキャンペーンもこの時とってよい施策だそうです。

見るべき指標もこのフェーズでは少し変わります。リーチ数やフォロワー数はキープできていればOKで、それよりも、いいね数、保存数を重視します。これらが増えるとInstagramの発見タブにも出てきやすくなりますし、何よりもフォロワーさんとの仲が深まったことが確認できます。


「購買」

購買を目的にするフェーズは、これまでよりも明らかで「フォロワーが1万人を超えたら」購買を目的にできるのだそう。多すぎて驚きました!(笑)。ただし、地域に根ざしたコミュニティである、毎回たくさんのコメントがついているなど購入のハードルが低かったり。関心増加にかなり手応えがあったりする場合は1万人を待たずに購買を目的にし始めてもよいのだそう。また、プロフィールURLのネットショップのリンクから購買が発生している、商品をタグづけしてくれたUGC(User Generated Contentsの略で、ユーザーが作成してくれた投稿)が発生している場合も「購買」に切り替えるめどになります。

ここでとるべき施策は購買を意識した投稿内容に切り替えること。投稿に「オンラインショップを見てね」や、ラッピングなどの梱包の状態など、購入を意識させる文言を入れたりします。(この文言、認知の段階で入れてしまっている方、いませんか?)

見るべき指標は購入数とコンバージョンレートです。プロフィールURLとストーリーからのオンラインショップへの遷移率や、コンバージョンレートを追いましょう。

3. SNS運用の心得

最後に、SNS運用で心がけていることについてSNS運用のプロに聞いてきました。手段はいろいろあれど、フォロワー様をリスペクトすること。わかりやすく言えば、大切な人にできないことをしないこと。投稿においては統一感やアカウントのキャラクターを考えること。そして一番大事なのは誰よりもSNSを楽しむことを大切にされているそうです。

当たり前のことのように聞こえますが、魅力的なアカウントは友達のように身近で、いつもいきいきと楽しそうに発信をしていて、配慮のあるコミュニケーションをしてくれますよね。


中の人もこれからも家業エイドのSNS運用頑張ります!








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