今回は事業承継に関する調査についてご紹介します!

家業は今や親族ではない方が承継する事例も増えてきており、それに伴った相談や悩みの事例も多様化してきてます。その背景には、突如家族が倒れてしまったり、店主さんとご家族の将来の意向が合わなかったりと様々。今家業を保たれている方も他人事のお話ではないかもしれませんでの、ぜひご覧いただけると嬉しいです!

※2022年11月にエヌエヌ生命より発表された調査結果。親族以外から事業承継をした全国の中小企業経営者※721名を対象とする調査をおこないました。 

※本調査では、従業員300人未満の規模の「会社経営者(社⻑、会⻑、取締役)」、または「従業員のいる⾃営業者」を中小企業経営者と定義しています。


実は1年以内に事業を承継する人は○割超え

まずは家業持ち以外の方が事業を承継する前はどんな立場だったのかを調査しました。

その結果がこちら。

「従業員・役員」から経営者になったのが「64.5%」と一番多く、M&Aをして経営者になった方は2.4%と最も少ない数値でした。

加えて、事業承継を決意してから実際に承継するまでに要した期間について聞いたところ、「0ヵ月以上〜3ヵ月未満」は25.0%、「3ヵ月以上〜6ヵ月未満」は19.4%、「6ヵ月以上〜1年未満」は25.4%。


ここから見ると事業承継を決意してから大体1年以内には承継をする方が約7割(69.8%)おり、比較的スムーズに引き継ぎが行われていることが伺えます。3ヶ月以内の方が25%もいることから、承継者が決意した背景には被承継者側でも準備や心構えが既にある状態が多い可能性が高いです。




約4割が経営状況を知らないまま事業を承継

次に承継者が事業承継をする上で検討したことについての調査です。


一番多かったのは「事業内容」(46.0%)、次に「利益・売上実績」(41.7%)、その次に「前経営者の思い」(22.7%)という結果になった。続いて経営状況の説明に関する調査を行い、以下の結果が出た。

この調査より3割以上(35.4%)の方が経営状況について説明がないまま代表に就任。
4割の承継者が「事業内容」や「利益・売上成績」について検討をしている中、詳しい説明のない中、経営者になった実態が明らかになっている。

事業承継で大変だったこと

最後に事業承継で大変だったことはを調査しました。

一番大変だと感じたことは「従業員との関係」(32.7%)

その次に「運転資⾦のやりくり」(30.0%)、「取引先との関係」(21.8%)という結果に。

経営のことはもちろんのことながら、そこで共に働く方達との関係性は重要です。従業員から経営者になった場合でも立場が変わるため、他の従業員の方との関係は大変と感じる場合が多いのかもしれません。

以上、親族以外の事業承継に関する調査結果でした。

家業は親族だけではなく第三者も承継をする事例も多々あり、そのような方々の実態に近づきました。もしみなさんの中で、親族以外の承継を考えられている方がいればぜひ参考になれば幸いです。



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